研究成果


現在の研究テーマ:骨細胞の力学刺激感知・情報伝達メカニズム

私が研究活動を始めてからずっと,「繊維強化複合材料の界面メゾメカニクス」に関する研究を続けてきましたが,2004年秋から,研究テーマをバイオメカニクスに変えました.
なかでも,骨組織内部および表面上に存在している細胞群のうち,骨組織に対する力学刺激を感知し,他の細胞にその情報を伝える機能を持つと言われる「骨細胞(Osteocyte)」を研究対象としています.
以下に,複合材料に関する研究成果も含めて,ここ数年の代表的な研究成果を紹介します.


組織内骨細胞におけるカルシウム応答発生ひずみ量の評価

局所変形負荷に対する単離骨細胞のカルシウム応答

骨細胞突起への局所流体せん断刺激負荷法の開発

HAp/PLLA複合材の破壊・力学特性に及ぼす微視構造と加水分解の影響

繊維強化複合材料の微視的破壊過程の高精度評価

鋼橋のCFRP Pre-Stress補強における接着はく離破壊の検討

モードII変形を受けるFRPのき裂先端での微視的損傷過程の解析的検討

繊維強化複合材料の変形・破壊挙動に及ぼすメゾ因子の影響のシミュレーション

繊維強化複合材料の変形・破壊挙動のメゾスケールシミュレーション



研究業績